物件資料に、
「駐車2台可」
と書いてある。
ところが現地に行くと、
「ああ、なるほど。2台は2台ですね、、」
間違ってはいませんが、想像していた「2台」と、ちょっと形が違ったりします。
2台分の面積があれば、2台停めやすいとは限らない
他社さんが販売している物件を、当社のお客様が内覧したいということがあります。
こういう場合、自分たちでお預かりしている物件ではないので、私もご案内の際に初めて現地を見ることがあります。
事前に資料を確認する。
間取りを見る。
道路を見る。
駐車場には「2台」。
そして現地へ。
そこにはL字型駐車場がありました。
長い方には普通車が入りそうだけれど、短い方は車種によってかなり厳しそう。
確かにスペースとしては2台分あります。
ただ、前から入るのか。
バックで入るのか。
道路にはみ出すのではないか。
2台は2台として、駐車状態の最適解が難しい現場があったりします。
スペースはある。そこへ入れるかは別の話
家の前の駐車スペースだけ見れば十分な広さがある。
でも、旗竿地。
敷地の奥を見ると、確かに2台置ける。
広い。
問題は、そこへ向かう細い通路です。
「奥に2台駐車できます」
は正しい。
でも実際に車で入ってみたら、その2台分の土地へ到着するまでがちょっとした課題、ということもあります。
不動産の図面は、車庫入れの難易度までは表示してくれません。
「車種による」の中身が長い
自社で紹介している住宅でも、
「2台は停められる。でも大きな車2台だと厳しいな」
ということがあります。
そこで広告に、
駐車2台可(車種による)
などと書きます。
便利な言葉です。
ただ、本当はその「車種による」の中に、
普通車と軽なら入りそう。
ミニバン2台だと余裕は少ない。
道路からの進入角度にもよる。
雪が積もったら使える幅は狭くなる。
など、いろいろ入っています。
では全部書けば親切かというと、
「駐車2台可。ただし車種、車幅、全長、進入方向、前面道路の状況等により……」
だんだん駐車場の説明だけで一仕事になります。
詳しく書くほど正確にはなる。
そして、書けば書くほど頭の中に浮かび上がる駐車場がぼやけていきます。
結局、現地で車を置いてみるのが早い
面積や間口、駐車可能台数。
数字や文字で伝えられることはたくさんあります。
でも、
毎朝バックで出る。
冬は雪が積もる。
子どもを乗せるためにドアを大きく開けたい。
車を買い替えたら少し大きくなるかもしれない。
そんな生活まで含めた、
「自分の車をここへ入れたら、どんな感じか」
は、画面越し、図面越しではなかなか分かりません。
図面では駐車2台。
現地でも、たしかに2台。
それでも、
自分の車が2台停めやすいかは、また別の話です。
物件資料の「駐車2台可」は数文字で終わります。
その数文字の続きを、気になる物件があったらぜひ現地で確かめてもらえればと思います。
