不動産会社を経営していると、集客に関する営業電話をよくいただきます。
「ホームページからのお問い合わせを増やしませんか」
「御社のサイトを拝見しましたが、SEO対策に改善の余地があります」
「改善の余地」
ぐうの音も出ない正論です。
それでも電話では、
「そのあたりは、自分たちで取り組んでいますので」
と、少し分かっている人の声を出します。
電話を切ったあとに検索するのは、
「SEO対策 最新」
だったりします。
SEOとは、検索で見つけてもらうための対策
SEOは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化というやつです。
不動産を売りたい方や、中古住宅を探している方が検索したとき、当社のホームページやブログを見つけてもらいやすくする取り組みです。
うまくいけば、広告を出し続けなくても相談につながる。
不動産会社にとって、魅力がないはずはありません。
だから、営業電話を断りながら、SEOの本を読んだり、成功した会社の記事を読んだり。
「ブログを始めて半年で問い合わせが何倍になった」
「地域名と不動産売却で検索上位を獲得した」
文章だけ見ると、皆さん迷いなく進んでいます。
検索されたい。でも、検索ワードだけを書きたくない
SEOの記事を読んでいると、検索される言葉を意識することが大切だと書かれています。
「盛岡市 不動産売却」
「中古住宅 購入 注意点」
「空き家 査定」
「具体的な地名」
できることなら、これらの言葉を全部並べて上位表示されたい。
「盛岡市本宮で不動産売却を考え、中古住宅の購入や空き家の査定にも関心がある方へ」
一文でかなり欲張れます。
ただ、それで面白い文章になるかと言えば、だいぶ怪しい。
検索結果には出たい。
でも、検索エンジンに向けて単語を並べただけの記事にはしたくない。
読んだ方に、
「少し役に立った」
「この会社は、わりと正直に書くな」
と思ってもらいたい。
できれば、もう一本読んでもらいたい。
検索される文章と、読まれる文章。
両方を狙っていきたいですが、現状はブログの設定で迷子になることもしばしばです。
素人なりに、書く理由はある
私たちはSEOの専門家ではありません。
それでも、記事の中身まですべて外部へ任せたくはありません。
高い査定額を提示された売主様が、なぜ迷うのか。
中古住宅を見送った買主様が、売れた途端に惜しくなるのはなぜか。
実家を残したい気持ちの中に、管理の負担がどう混ざっているのか。
こうした話は、検索ワードだけを調べても出てきません。
現場で聞いた言葉や、こちらが説明に詰まった経験、自分たちの反省から生まれます。
何を書くかまでは会社の中にいる人間が考えたい。
せめて、このブログには当社の体温を残したいと思っています。
まずは、自分でどこまでできるか試してみる
将来、専門会社へお願いすることはあるかもしれません。
自社では直せない技術的な問題もあるでしょう。
ただ、何も分からないまま丸ごとお願いすると、提案内容が良いのか悪いのかも判断できません。
自分で記事を書き、自分でサイトを触り、少しずつ仕組みを理解する。
そのうえで必要な部分だけ専門家に頼む方が、少なくとも何にお金を払うのかは分かります。
不動産の売却でも同じです。
全部を自分で行う必要はありません。
しかし、何も知らずに任せるより、基本的な仕組みを知ったうえで任せる方が、納得して判断できます。
SEO対策を専門会社へ依頼すれば、もっと早く結果が出るのかもしれません。
自分で書いたブログが、誰にも読まれない可能性もあります。
それでも、しばらくは自前でやってみます。
SEO対策に関する営業電話は、今もよくいただきます。
そのたびに、
「まずは自分たちでやってみます」
とお断りしています。
これは強がりだけではありません。
書籍を読み、成功事例を調べ、記事を書き、分からないところは一つずつ試しています。
このブログが検索結果のどこまで上がるのか。
そもそも上がるのか。
不動産会社が自分で行うSEO対策として、その経過も含めて試してみたいと思います。
検索でこの記事にたどり着いた方がいるなら、とりあえず一歩目は成功です。
